【巨大な雨柱(あめばしら)が北海道の上空に】激しい雷雨・ひょう・ろうと雲・雨柱…あらゆる気象現象が発生!【菅井さんの天気予報 21日(木)】
(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時40分現在
◆あらゆる気象現象が…
大気の状態が非常に不安定で、
北海道の空には、さまざまな気象現象が発生しました。
札幌市内では、朝は激しい雷雨に見舞われ、
根室市内では、勢いよく“ひょう”が降りました。
和寒町や剣淵町では、積乱雲から垂れ下がる“ろうと雲”が発生し、
旭川市内では、巨大な“雨柱(あめばしら)”もできました。
道内は、連日繰り返す大雨で、地盤が緩み、川の水位も上がっていますので、
危険な場所には近づかないようにして下さい。
◆きょう21日(木)の最高気温
十勝地方は、前日より5℃以上高く、30℃以上の真夏日となりました。
最も気温が上がったのは、浦幌町で最高気温は32.2℃した。
函館も30℃を超え、湿度も高く、蒸し暑くなりました。
◆あす22日(金)の天気
朝は薄日がさしますが、すぐに雲が広がり、
午後は、雲が厚みを増し、風も強まるでしょう。
夜遅くは、再び天気が崩れ、大雨の所がありそうです。
◆あす22日(金)の気温
最低気温は北見で14℃と、肌寒いぐらいです。
最高気温は、各地で30℃を下回り、
太平洋側は、前日より3~5℃低いでしょう。
全道的にしのぎやすくなりそうです。
◆札幌10日間予報 22日(金)~31日(日)
23日(土)の朝は、雨が降りますが、日中は回復して暑くなるでしょう。
24日(日)は、夏休み最終日となりますが、行楽やお出かけ日和です。
ただ、これまでの大雨で、地盤が緩んでいる所もありますので、
レジャーは気を付けて下さい。
来週は、30℃に届かず、日中もしのぎやすくなるでしょう。
ただ、夏バテや暑さ疲れが出てくるころでもありますので。
体調管理に気を付けて下さい。
◆全道の週間予報 22日(金)~28日(木)
21日(土)は、未明から朝にかけて、広く大雨となるでしょう。
雨量は最大100ミリのおそれもあり、
土砂災害や浸水、河川の増水に警戒レベルです。
22日(日)は、天気が回復し、青空が広がりそうです。
来週は前線が停滞するため、雲が多くすっきりしない天気です。
猛暑から解放され、季節は秋へと進みそうです。