【コンサドーレ】高嶺の豪快ミドル先制も…後半52分、逆転負け…岩政監督「勝ち点3を取りにいった選手たちを称えたい」
北海道コンサドーレ札幌 1-2 V・ファーレン長崎
8月9日(土)、長崎市のPEACE STADIUM。北海道コンサドーレ札幌はV・ファーレン長崎とのアウェー戦に臨みました。序盤は相手の攻撃を受け、何度もゴール前に攻め込まれる苦しい展開。それでも守備陣が冷静に対応し、攻撃の機会をうかがいました。
【写真】7/5 レノファ山口戦 決勝のゴールを決めたアマドゥ・バカヨコ選手ほか
前半18分、スパチョークから右サイドの白井陽斗へ。白井のシュートは相手DFにブロックされますが、こぼれ球を高嶺朋樹が中央から豪快にミドルシュート。鋭い弾道はゴール右下に突き刺さり、札幌が先制します。
しかし、前半は守備に回る時間が長くなります。13本のシュートを浴びながらも、高木駿の好セーブと守備陣の必死のカバーで無失点を守り抜き、1-0で前半を折り返しました。
後半13分、高嶺が負傷して交代。キャプテンマークは宮大樹に託されました。
札幌は守備の時間が続く中、体を張ってゴールを守る札幌。しかし後半23分、左サイドからのクロスにM・ジェズスが反応。同点に追いつかれます。
札幌は後半45分、こぼれ球に反応したバカヨコが決定機を迎えますが、シュートはポストの上に外れました。
そして後半52分、勝利を目指して前線に押し上げた札幌でしたが、こぼれ球を追った宮がM・ジェズスと接触して転倒。主審の笛は鳴らず、フリーになったジェズスがそのまま持ち込み、決勝点を奪われました。
岩政大樹監督は「選手たちも非常に気合の入ったゲームが出来たと思います。一体となって戦いましたし、勝ち点1を取りに行こうと思えば取れたかもしれませんが、3を取りに行った選手たちを称えたい」としながらも、「自分たちには3が必要でしたので悔しい結果」と試合を振り返りました。決勝点を奪われたシーンについては「(ファウルを)取ってもらえなかったのであればファウルじゃないということ」と冷静に話しました。
1-2――。札幌は先制しながらも、後半アディショナルタイムで逆転を許す痛恨の敗戦。この試合で相手に24本のシュートを許した札幌は、守備の難しさとわずかな隙が勝敗を左右する厳しい試合となりました。
北海道コンサドーレ札幌の次節は8月16日(土)、ホームでブラウブリッツ秋田と対戦します。