【札幌は101年ぶりの記録更新】お天気の歴史に残る7月に…道内各地で真夏日日数が過去最多!8月も暑い?1か月予報【菅井さんの天気予報 31日(木)】
(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時40分現在
◆7月の真夏日日数
今年の7月は、各地で暑さが厳しく、
真夏日日数は、旭川20日、北見19日、札幌18日、函館で16日などと、
月の半分以上は、30℃以上でした。
各地で、過去の最多日数の記録更新で、
札幌や網走は101年ぶりの更新です。
なお、冷涼な気候として知られる釧路でも3日あり、
平年は0.1日で、10年に1度しか真夏日にならないのが通常ですが、
異例な暑さとなりました。
◆きょう31日(木)の気温
江差町は32.5℃まで上がり、道内トップの暑さで、
道南では、前日に比べて3~5℃高くなりました。
札幌は30.1℃で7月の締めくくりも真夏日でした。
一方、釧路、根室地方は、23℃以下で、涼しい海風が吹き、しのぎやすくなりました。
◆あす8月1日(金)の天気
晴れる所が多いでしょう。
南または東風がやや強いでしょう。
太平洋側東部は、雲が多くなりますが、天気の大きな崩れはなさそうです。
◆あす8月1日(金)の気温
朝の最低気温は20℃以上の所が多いでしょう。
日中は、前日と同じか少し高く、
旭川の最高気温は33℃です。
8月スタートも厳しい暑さですので、
熱中症や食中毒に油断をしないようにしましょう。
◆台風9号
1日(金)夜から2日(土)にかけて、
関東から東北地方の沿岸部に接近し、
その後、スピードを速めて、日本列島から遠ざかるように東に進みそうです。
北海道への直撃は免れそうですが、
太平洋にはうねりが入りますので、海のレジャーや釣りなどは注意をして下さい。
◆札幌10日間予報 1日(金)~10日(日)
週末にかけては晴天と真夏日が続きそうです。
来週になると、天気の流れが変わり、
前半は雨が降り、雨量が多くなるかもしれません。
7日(木)は立秋となりますが、暦通りに、しのぎやすくなりそうです。
◆1か月予報
きょう気象台から1か月予報が発表になりました。
8月は全道的に高温で、残暑が厳しくなりそうです。
お盆も例年よりも暑く、
子どもたちの2学期が始まっても、半袖がまだ活躍するかもしれませんね。
農作物は収穫が始まるころですが、日本海側の雨量は平年より多めとなりますので、
作業行程の参考になさってください。
◆全道の週間予報 1日(金)~7日(木)
2日(土)は、太平洋側で雲が多く、
胆振、日高東部、十勝南部、釧路、根室地方の沿岸部は
一時的に雨が降るでしょう。
週末は、全道各地で、ふるさとの夏祭りや花火大会もあり、
天気も心配はなさそうですが、蒸し暑さは続きますので、
体調管理に気を付けて、お過ごしください。
来週は、元台風8号由来の活発な雨雲が流れ込み、
局地的に大雨となる可能性もありますので、最新情報に気を付けて下さい。