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【歴史に残る夏になりそう】北海道で史上初の40℃か…太平洋高気圧とフェーン現象も加わり道東は記録的な暑さに【菅井さんの天気予報22日(火)】

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(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時40分現在


◆きょう22日(火)の気温
 オホーツク海側では最高気温が35℃以上の猛暑日が続いています。
 道内で最も暑くなったのは、美幌町で37.3℃まで気温が上がりました。
 根室地方は、記録的な暑さとなった所が多く、根室市は33.7℃でした。
 なお、紋別は最低気温が27.6℃で、朝から厳しい暑さで一日が始まり、
 日中は、34.9℃まで上がりました。

◆あす23日(水)の天気
 全道的に晴れるでしょう。
 上空に乾燥した空気が流れ込み、大気の状態も安定しそうです。
 前日より日差しが多く、日照時間も長くなるでしょう。
 炎天下に作業は無理をせず、こまめに休憩や水分を補給し、
 体調管理を優先して下さい。

◆あす23日(水)の気温
 札幌の最低気温は25℃で、今夜からあす朝にかけても熱帯夜となるでしょう。
 最高気温は、札幌で35℃と、今シーズン一番の暑さとなるほか、北見や帯広は37℃です。
 湿度は下がるため、からっとした暑さです。
 日かげは、幾分しのぎやすくなりそうです。、

◆暑さの原因
 北海道は本州や九州並みの高温となっています。
 原因のひとつは“太平洋高気圧”です。。
 先月から勢力が強く、北に張り出しています。
 高気圧の縁辺流で、北海道に高温多湿の空気が流れ込みやすくなっているのです。
 そのほか、“山が暑さを作り出す”フェーン現象の効果も加わっています。
 さらに、地球温暖化の加速や、海水温の高さも大きく関係しています。

◆札幌の10日間予報 23日(水)~8月1日(金)

 24日(木)も、晴れて35℃予報です。
 25日(金)は道新・UHB花火大会も予定されていますが、
 天気の大きな崩れはないでしょう。
 ただ、夜間でも気温が30℃前後で、暑さ対策をしましょう。・
 週末以降は、雲が多く、厳しすぎる暑さは、少しはましにはなりますが、それでも
 連日30℃を超えて、朝晩の気温も20℃以上です。
 子どもたちの夏休みも始まりますが、熱中症に気を付けて元気に乗り切りましょう。
 
◆全道の週間予報 23日(水)~29日(火)
 24日(木)は、帯広の最高気温は39℃です。
 日差しの量次第では、道東は40℃を超えてもおかしくありません。
 過去に、北海道で40℃に達したことはなく、記録的な高温となりそうです。
 農業や酪農関係の方は、農作物や家畜の管理にも注意が必要です。
 週末以降は、太平洋高気圧の勢力が弱まるため、雲が多く、来週にかけて
 雨予報に変わる可能性があります。