【暑さとの関連も?】『スズメバチ』活発化…6月の駆除件数は過去10年で最多に_“史上最多”6月に真夏日6回記録の札幌市「庭木や軒下に巣」「見かけても近づかないで」〈北海道〉
記録的な暑さとの関連もあるかもしれません。
北海道内で2025年、スズメバチの活動が活発になっています。
刺されると最悪の場合死ぬ恐れもあるスズメバチ。身を守るためには。
7月20日、帯広市の公園で開かれていたソフトテニスの大会で、参加者を含む10代から70代の17人がキイロスズメバチに刺されました。
テニスコートの排水溝にキイロスズメバチの巣が見つかり、業者が駆除しました。
札幌市でスズメバチの駆除を専門に行う会社には、2025年は依頼が相次いでいると言います。
「(今年は)例年に比べて多くて去年の3倍くらい」(日本ペストコントロール協会 星川和久理事)
夏の中で6月は駆除件数が少ない月。しかし2025年は245件と2024年の約3倍で、過去10年で最多になりました。
6月の札幌市は、30度以上の真夏日を史上最多の6回記録。
星川さんは、この暑さもスズメバチの活発化と関係しているのではないかと話します。
スズメバチは都会の適応性が高く、住宅地でも巣を作ります。
「(巣が)一番多いのは庭木。軒下や天井裏、床下もある」(星川理事)
もし見かけた場合、どうしたらいいのでしょうか?
「見かけても近づかない。体勢を低くしてハチから遠ざかる」(星川理事)
例年、スズメバチの被害が集中するのは7月から9月。これからの季節、さらなる注意が必要です。
スズメバチ被害にあわないために、注意点は以下の通りです。
・白い服の着用を!(黒いものを攻撃する習性あり)
・香織の強い香水や整髪料はダメ(ハチを刺激する恐れあり)
・大きな身振りはダメ、ハチが近づいてきたら静かに離れる
・巣に振動を与えない