【最新】JR北海道の特急とかち8号とシカが衝突“警告音”が鳴る中…運転士が線路に降りて10分間「ドアを開けたまま」車外で車両点検―乗客73人にケガなし〈北海道〉
2025年7月10日午後4時14分ごろ、JR北海道の特急とかち8号が石勝線の新夕張~川端間でシカと衝突しました。
運転士が車両点検のため停車し、先頭車両の乗降ドアを開けたまま約10分間、車外点検を行いました。
この間、ドアが開いていることを示す警告音が鳴り続けていましたが、運転士はドアを閉め忘れたまま点検を続けていたということです。
特急とかち8号は帯広駅13時46分発の札幌行き4両編成で、73人が乗車していました。デッキにいた乗客1人を含め、転落やけが人は発生しませんでした。
JR北海道によると、261系特急気動車には乗務員専用の乗降ドアはなく、点検時に乗客用ドアを使用する必要があるということです。
JR北海道は「北海道運輸局による強化型保安監査体制の中、このような事象を発生させてしまい、お客様や関係する皆様にご心配をおかけしましたことをお詫びいたします」とコメントしています。
その上で、運転士と車掌への周知と注意喚起を行い、再発防止に努めるとしています。