【候補者の訴えを分析】参院選・北海道選挙区12人の街頭演説から見えた『候補者の争点』〈物価高対策&減税〉求める有権者の思いにどう応える?“テキストマイニング”で読み解く_7月20日投開票
参院選に向けて、北海道の有権者からは、物価高対策や減税を求める声があがっていますが、北海道選挙区の12人の立候補者は公示日にどのように訴えたのか。
UHBでは各候補が街頭演説で訴えた言葉の回数を集計し、分析しました。多く使われた言葉はより大きく表示されます。
届け出順に見ていきます。
●高橋 はるみ候補(自民・現)は…過疎化が進む中で、地域医療や介護など「社会保障」の充実を訴えました。
●田中 義人候補(参政・新)は…「北海道」を「外国」資本から守る、「減税」こそが景気回復の呼び水になると、主張。
●小野寺 秀候補(保守・新)は…高い電気やガソリン代で「北海道」民が一番苦しい生活をしている。「保守党」が日本を救うと訴えました。
●後藤 朋子候補(諸派・新)は…「NHK」のスクランブル放送の実現や移民反対を訴え、減税や物価高の主張はありませんでした。
●宮内 史織候補(共産・新)は…暮らしを支えるため「消費税の廃止」を目指し、5%への「減税」、さらに「平和」も訴えました。
●岩本 剛人候補(自民・現)は…「半導体」や「ラピダス」を引き合いに、海外投資を呼び込み、北海道の経済を活性化させたいとアピールしました。
●稲原 宗能候補(諸派・新)は…「人手不足」や「エネルギー不足」「実質賃金の不足」を新しい技術やシステムで解消したいと主張。
●鈴木 雅貴候補(国民・新)は…「手取り」を増やす夏をテーマに、生活を守る物価高対策として、ガソリン暫定税率廃止などを訴えました。
●勝部 賢志候補(立憲・現)は…「食料品」の消費税8%からゼロへの減税を推し進め、現状維持ではなく「前進」を図る選挙を強く訴えました。
●オカダ 美輪子候補(維新・新)は…「しがらみ」のない政治で、社会保険料の負担を減らす大改革を行うと主張。
●高杉 保次候補(諸派・新)は…消費税などすべての「税金」が高い。減税や無駄な支出を減らし、「労働者」の負担を減らすと訴えました。
●野村パターソン和孝候補(れい・新)は…「北海道」から日本を担う「文化」を誕生させたい。減税と給付で経済を活性化させたいと主張。
有権者の思いに応えようとした候補がいれば、独自の主張をした候補も。それぞれの色合いが見えました。