【コンサドーレ】「自分の価値を証明する数字を」今シーズン公式戦2得点のFW中島大嘉がJ3のザスパ群馬へ育成型期限付き移籍…昨シーズンまで札幌コーチを務めた沖田優監督のもとで再起を誓う
明治安田J2リーグの北海道コンサドーレ札幌は6月27日（金）、FW中島大嘉選手（23）がJ3のザスパ群馬へ育成型期限付き移籍すると発表しました。
プロ5年目の中島選手は、2021年に長崎県の国見高校からコンサドーレに入団すると、プロ2年目の2022年にはJリーグYBCルヴァンカップであげたシーズン初ゴールを皮切りに、4月までに6得点（J1リーグ2得点・ルヴァンカップ4得点）。U-23アジアカップを戦うU-21日本代表にも選出され、1学年上で現A代表のFW鈴木唯人選手（23/フライブルク）、FW細谷真大選手（23/柏レイソル）らと、ストライカーの座をかけ、しのぎを削りました。
しかし、更なる飛躍を狙った2023年シーズンはルヴァンカップであげた1得点にとどまり、夏の移籍期間で名古屋グランパスへキャリア初の期限付き移籍。翌2024年の前半はJ2の藤枝MYFC、後半は同じくJ2の水戸ホーリーホックへとプレーの場を移し、1年半にわたる武者修行を経験。
そして“コンサドーレのストライカー”となるべく、満を持して臨んだ2025年シーズン。プロ初年度から継続するルヴァンカップ連続ゴールを5シーズンに伸ばしたものの、リーグでは6試合出場で1得点。葛藤を抱えつつ過ごしたシーズン前半戦を経て、期限付き移籍を決断しました。
昨シーズンまでコンサドーレのコーチを務めた沖田優監督（47）が率いるザスパ群馬には、2022年にチームメートとしてプレーした札幌アカデミー育ちのMF藤村怜選手（26/栗山町出身）、札幌大学在学中にコンサドーレに練習参加し、ともにトレーニングを積んだMF山内陸選手（24/札幌市出身）も在籍。中島選手は、未体験のJ3リーグでの再起を誓いました。
◆中島大嘉選手のコメント
「育成型期限付き移籍でザスパ群馬へ行ってきます。プロ生活も5年目に入り、未だコンサドーレで活躍出来ていない事がとても悔しいです。残り半年間、ここで定位置を掴めるよう頑張る事も考えましたが、もう足踏みしていられる時間はないと強く感じました。自分の思い描く未来のために、ザスパ群馬で自分の価値を証明する数字をつくってきます。頑張ってきます」
今シーズンのリーグ戦で唯一ゴールをあげたvsサガン鳥栖（●1-2）の試合後、一切の笑顔を見せることなく、「やっぱり自分のゴールで勝ちたいし、自分のゴールでコンサドーレファミリー全員を熱狂させたいし、そのコンサドーレファミリーの熱狂が自分のゴールにもつながる。ここから逆襲していきたい」と話した中島選手。ルーキーイヤーからの2年半、武者修行から復帰した半年間、そして群馬から復帰を果たせば、コンサドーレでの3度目の挑戦となります。
今度こそ、”大嘉の逆襲”を。
