「こんなの初めて」スルメイカ壊滅的不漁でイカのマチ函館に動揺広がる…初日の漁獲量ほぼゼロで史上初の“初競り中止”に…漁業者や観光業者から不安の声「イカがないと、我々もいなくなってしまう」<北海道>
この会社では、イカの加工品を生産し続けるため、5年ほど前から外国産のイカを輸入しています。
しかし、円安などの影響で価格が高騰しています。
「500~600円だったものが、いま1000円くらい」(利波社長)
朝市で人気の活イカの釣り堀。2日、スルメイカが水揚げしなかったため、水槽にヤリイカを入れて営業していました。
「ヤリイカも今月いっぱいあるか、ないかかな。だからスルメが取れないと(店が)開けられない」(活いか釣り堀の櫻庭のり子さん)
イカ専門の鮮魚店も危機感
創業70年をこえるイカ専門の鮮魚店も、危機感を募らせています。
「イカ1本でやって来てるから、他のもの売るわけにはいかないし、できない。この先どうなるか分からないけど、考えないといけないなという不安がありますね」(イカ専門店 富田鮮魚店の富田和子さん)
動揺が広がるスルメイカ漁初日。イカ釣り漁船も2日は出漁を見合わせていて、しばらく影響は続きそうです。