【救助訓練中の転落事故】「大雪山層雲峡黒岳ロープウェイ」ゴンドラに取り残された人を助ける訓練で…50代男性が山に転落”病院搬送時は意識あり”警察が事故原因調べる〈北海道上川町〉

救助訓練中のロープウエー転落事故の原因を調べている北海道警旭川東署

　5月31日、北海道上川町でロープウエーの救助訓練中、50代とみられる男性救助作業員1人がゴンドラから転落しました。病院搬送時、男性は意識があったということです。

　31日午後5時40分ごろ、北海道上川町層雲峡の「黒岳ロープウェイ」を運営する「りんゆう観光」の関係者から「訓練中に高いところから落ちて負傷した人がいる」と消防に通報がありました。

　警察によりますと、当時、男性はゴンドラの中に人が取り残された想定で行われた訓練に出ていました。

　男性はゴンドラの中にいましたが、何らかの原因でゴンドラから山に転落しました。

　当時のゴンドラがあった高さは、まだ分かっていません。

　北海道警のヘリコプターが出動し、山中で男性を発見。収容後、男性は旭川市内の病院に搬送されました。

　搬送時、男性は意識があったということです。

　警察が事故の原因や安全対策の状況などを詳しく調べています。