「育児と仕事の両立、できていますか?」“育児・介護休業法”改正から1か月半…第三子の出産に「200万円の祝い金」独自の制度設ける企業も〈北海道〉
「子どもを育てるのはお金がかかる。会社で利益が出たら社員に還元したいという思いから。しっかり育ててほしい」(ヤブシタホールディングス 森忠裕社長)
「社員が働くオフィスの中にこちら、子どもが預けられる託児スペースがあります。絵本やおもちゃも備わっています」(水上孝一郎 記者)
託児スペースは5年前(2020年)に設置されました。会社が保育士を雇い、仕事が終わるまで子どもをみてくれます。
「一緒に出社できるのは保育園に送らなくてもいいので楽ですし、仕事中も子どもの様子が見られる。成長がずっと見られるのは良い」(社員の女性)
少子化が進む今、仕事と育児の両立を目指し、北海道でも模索が続いています。
■各企業の子育て支援制度
・IT会社の「エコモット」
<産後ケア宿泊費助成>
札幌にある、産後の母親を心身ともにサポートする産後ケアホテルに宿泊した際の費用を全額補助する制度を導入。社員のメンタルケアと家族の絆づくりを支援し、働きやすい職場環境を整備するのが目的です。
・「北海道ガス」
<5パターンの時短勤務>
柔軟な働き方として、選べるのは午前9時40分〜午後5時20分、午前8時40分〜午後4時20分、午前9時40分〜午後4時20分、午前9時〜午後4時、午前8時40分〜午後3時20分の5つ。小学6年生までの子どもがいる社員が利用できます。
・「大成建設」
<孫休暇>
孫と一緒に過ごすことで、社員の幸福感やモチベーションアップにつなげようと、定年延長を機に設けました。子育て世代への理解度を上げる目的も。