【ファイターズのファーム移転先は北海道帯広市がベスト?】元ホークス取締役が語る大胆提言「ファン層を広げるためには遠い方がいい」
■遠征費の増加はどうする?「各球団間で分担することに」
帯広移転に立ちはだかるもうひとつの壁が"遠征コスト"です。飛行機の利用が前提となるため、ビジターチームの負担増は避けられそうにありません。
しかし、これについても小林氏は「遠征費はイースタン・リーグの8球団で負担を分け合うシステムがあるので、大きな負担にはならない」との見方を示しました。
「プロ野球の実行委員会での承認が必要だと思われますが、新しい球場はプロ野球にとっても話題になるので、多少のコスト増は認められるのではないでしょうか」
一方で小林氏は、千葉ロッテマリーンズのファーム本拠地(埼玉県・さいたま市)の移転先候補地が千葉県・君津市に決定したことに触れ、「ある意味、北海道より遠い。アクアラインが混むので、選手目線ではむしろ帯広より大変かと思います。行政としては外からお客さんが来てもらうということではなく、市の娯楽として考えたのでしょう」と分析しました。
斬新な小林氏の提言。ファイターズと道内自治体にとって、次なる一手のヒントになるかもしれません。