【川湯温泉の再開発…継続で合意】星野リゾート”撤退の意向”が一転”継続”へ_「”世界水準のナショナルパーク”のビジョンが揺らぐ機会何度かあったが改めて国・弟子屈町と見直した」〈北海道〉
北海道東部の弟子屈町・川湯温泉の再開発事業から4月に撤退の意向を示した星野リゾート。
5月1日、国、町との三者協議が行われ、星野リゾートは改めて事業継続で合意しました。
「弟子屈町の徳永町長が協議の会場へと入っていきます。星野リゾートの関係者2人もいま姿を見せました。会場に入ります」(沼田海征記者)
川湯温泉は宿泊客の減少が止まらず、ホテルや旅館が次々と廃業しました。
環境省はホテルの跡地の再開発に乗り出し、2023年に星野リゾートが高級ブランド旅館「界テシカガ」を2026年をめどに開業すると発表していました。
しかし4月、星野リゾートから弟子屈町に撤退の意向を示すメールが届き、5月1日、三者による話し合いが行われました。
その結果、星野リゾートは再開発事業を継続していくことで改めて合意しました。
「『世界水準のナショナルパーク』を目指すというのが揺らぐ機会が何度かあった。改めてそこを三者で見直して、作り上げていこうという合意が図られた」(星野リゾート 瀬尾光教 企画開発グループディレクター)
「町としていろんな面で取り組みがスムーズに行かず地元とのギャップがあるが、再度またテーブルに上がってしっかりとタッグを組みながら進めて行けるのは、町長としてありがたく思っています」(弟子屈町 徳永哲雄町長)
開業時期は1年半以上は遅れる見通しです。