【世帯全員分住民票を別人に交付】Aさんが請求した3通の中にBさんの1通が混じるも…職員がそのまま渡す―確認不足と勘違いが連鎖「再発防止に努める」札幌市東区役所
札幌市の東区役所の市民部戸籍住民課で、誤って他人の住民票を交付していたことがわかりました。
東区役所によりますと、4月10日に区役所に訪れたAさんが世帯全員の住民票を3通請求、Bさんが1通請求しました。
Aさんを担当した職員が、住民票3通をプリンターから出した際に、同じプリンターから出たBさんの1通が混じっていることに気づかず、計4通を一緒にファイルに入れて、審査担当の職員に渡しました。
審査担当の職員は、1通は誤って出力されたものと思い、残り3通を交付担当の職員に渡しますが、この職員はBさんの住民票が出ていないと勘違いし、再度、プリンターから出して交付しました。
5日後の4月15日、Aさんが区役所に訪れ、「受け取った3通のうち1通が別の人(Bさん)の住民票だった」と報告したことで、誤交付が発覚。同課は2人に謝罪したということです。
同課は、「確認を怠ったことが原因。再発防止に努める」としています。