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JR北海道の復旧作業長引く…宗谷線の脱線事故から1週間が経過 代行バスは特急列車より往復4時間も所要時間が長く“日帰り”できず…雪解け水の処理に手間取り運転再開は当初の予定よりずれ込む

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 JR北海道の宗谷線で盛り土が崩落し、列車が脱線した事故から4月15日で1週間です。


 復旧作業が続いていますが運転再開は4月26日以降にずれ込み、沿線住民は不便を強いられています。

ポンプで水を汲み上げる様子

ポンプで水を汲み上げる様子

 レールの下の盛り土が崩落し脱線した列車。


 たまった雪解け水をポンプで汲み上げるなど復旧作業が続いていますが、車両は事故現場から動いていません。

JR北海道 島村 昭志 常務取締役

JR北海道 島村 昭志 常務取締役

 4月8日、JR北海道の宗谷線「天塩中川」と「問寒別」の間で普通列車が脱線。


 乗客はおらず、ケガ人はいませんでした。

 雪解け水による、地盤の緩みが原因とみられています。

 「安全の再生に向けて取り組んでいる最中、このような脱線事故を起こしてしまい大変申し訳なく思っています」(JR北海道 島村 昭志 常務取締役)

稚内行きのバスに乗車する様子

稚内行きのバスに乗車する様子

 「音威子府」と「稚内」の間は不通となっていて、JR北海道は「旭川」と「稚内」を結ぶ代行バスを1日2往復運行しています。


 特急列車と比べると片道で2時間ほど時間を要するため、住民の暮らしに大きな影響が出ています。

 JR旭川駅前から代行バスを利用する人は。

 「非常に不便。時間も違うし乗り心地も違う」(音威子府に行く乗客)

 「ホテルに泊まって、いま出てきた。旭川に出てくるときに、日帰りができなくなったことが一番大変」(稚内に帰る乗客)

 当初は列車の運転再開まで「1週間以上」とされていましたが、復旧作業が長引き「4月26日以降」に大きくずれ込みました。

 沿線住民の暮らしへの影響が、長引くことが心配されています。

 JR北海道では函館線の「目名」と「蘭越」の間でも、盛り土の一部が流出しているのが見つかりました。

 流出範囲は長さ約4メートル、深さ約1.5メートルで、こちらも雪解け水が原因とみられています。


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