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〈贈収賄事件〉持病を理由に約1か月有給休暇中に「4泊5日の沖縄旅行」特定の業者が落札できるよう便宜を図った見返りに受け取った約85万円利用かー北海道美唄市

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 北海道美唄市の水道工事をめぐり市の元職員の男が逮捕された贈収賄事件で、男は持病による休暇中に旅行へ行っていたことが新たにわかりました。


持病休暇中に4泊5日の沖縄旅行

押収品をもった捜査員

押収品をもった捜査員

 「午後7時半です。段ボールをもった捜査員が美唄市役所に入って行きます」(丸山俊介カメラマン)


 市役所から証拠品を押収する捜査員。

 収賄の疑いで逮捕、4月15日朝に身柄を検察庁に送られたのは、美唄市の元職員、本田強志容疑者です。

 本田容疑者は2024年7月までの3年間、市が発注した6つの水道工事をめぐり、特定の業者が落札できるよう便宜を図った見返りに、沖縄旅行の代金およそ85万円を受け取った疑いが持たれています。

 市によりますと、本田容疑者は持病を理由に1か月ほど有給休暇をとっていた2024年11月、4泊5日の沖縄旅行へ行っていたということです。

 

贈収賄事件の構図

贈収賄事件の構図

 業者側も贈賄の疑いで送検されましたが、これまでの調べで6件の工事のうち5件を落札し、工事予定価格はいずれも1000万円を超える高額な工事だったこともわかっています。


 不祥事の発覚に市のトップは…

 「市民のみなさまの信頼を失墜させる状況に至ったことにつきまして大変重く受け止めるとともに詳細が分かり次第、市民のみなさまにお詫びしたいと思います」(桜井恒 市長)

 警察が全容解明を目指し捜査を続けています。


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