【高齢ドライバーの事故を防ぐ取り組みスタート】運転技能の確認とトレーニングを支援―大学と自動車学校が連携した支援プログラム誕生…70歳以上の普通免許保持者を対象に無料で全12回実施<札幌市>
高齢ドライバーの事故を防ごうと、大学と自動車学校が連携し、新たな「高齢者運転支援プログラム」を始めることになりました。
この取り組みは、北海道大学大学院保健科学研究院とジェイ・アール北海道バス・桑園自動車学校が共同で実施するものです。
高齢化に伴う交通事故の増加を受け「免許の自主返納」をサポートする一方、運転免許を返納したことにより、買い物や通院等に支障をきたす"交通難民"の課題にも対応しようと企画されました。
対象は70歳以上の普通免許保持者で、運転能力向上のためのトレーニングを行うとともに、各種検査・測定をもとに、個別にアドバイスするなどきめ細かいフィードバックを実施します。
プログラムは5月から9月にかけて全12回実施され、AコースとBコースの2つが用意されています。すべての日程に参加することが条件で、各コース24人、計48人を無料で募集します。
参加者には、運転に関連する認知機能の講義や、身体機能や認知機能のトレーニング、グループワークなどが実施されます。
プログラム修了者には次回免許更新時に、桑園自動車学校での認知機能検査・高齢者講習を無料で受講できる特典も用意されています。
申込期間は4月15日から5月7日までの間で、桑園自動車学校に申し込むことができます。
高齢者の安全運転と生活の質向上を目指すこの取り組みに、地域からの注目が集まりそうです。