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新年度なのに「教科書が届かない!」〈北海道〉中学校の特別支援学級と高校で教科書が納入されず…教育委員会が文科省に伝え忘れる「大変申し訳ない」

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北海道教育委員会

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 北海道の公立中学校の特別支援学級と道立高校で、新学期の教科書が納入されなかったことが分かりました。


 原因は、教育委員会の担当者が文科省に伝え忘れたことでした。

 教科書が納入されなかったのは、北海道内の公立中学校の特別支援学級1クラス(生徒数1人)と道立栗山高校の1学年(生徒数36人)です。

 中学校では、弱視の生徒のために文字や図形を拡大した「拡大教科書」全15科目17冊が届きませんでした。

 栗山高校では、36人分の数学の教科書が、希望した出版社と異なる出版社のものが納入されました。

 両校が届いた教科書を確認して未納入に気づき、4月7日に北海道教育委員会に連絡がありました。

 原因は、学校側から必要な教科書の種類や数の報告を受けた教育委員会の担当者が、文科省に伝え忘れたためでした。

 中学校では、教科書が届くまでの間、通常の教科書を拡大コピーするなどして対応します。生徒の保護者に対して説明し理解を得たとしています。

 高校では正しい教科書が4月第2週までに納入される予定で、それまで数学の授業はなく影響はありません。

 道教委は「手続きの不備により教科書が行き届かず、生徒や保護者に大変申し訳なく思っている」などとコメントしたうえで、今後は2人で確認するなど再発防止に努めるとしています。


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