計1000万円相当の仮想通貨だまし取られる―“SNS型投資詐欺”20代男性が被害に 韓国人の女性投資家を名乗る人物からメッセージで勧誘「変動率を的中させるとボーナス…」とウソ 警察が捜査 北海道江別市
韓国籍の女性投資家を名乗る人物から、SNSで投資に勧誘されたことをきっかけに、北海道江別市に住む20代の男性が合計約1000万円相当の仮想通貨をだまし取られました。警察はSNS型投資詐欺事件として捜査しています。
2025年3月中旬、韓国籍の女性投資家を名乗る人物から男性に、SNSのダイレクトメッセージで投資に興味はあるかなどと連絡がありました。
男性はやり取りするうちに「仮想通貨の変動率を的中させるとボーナスを受け取れる取引所がある」などとニセの仮想通貨取引所のサイトに誘導されました。
投資家を名乗る人物は男性に対して、仮想通貨の変動率を的中させると最大で投入した額の20%を上乗せして受け取れると説明していました。
このウソの話を信じた男性は仮想通貨を購入し、紹介されたサイトに3月中旬から下旬までの間に少なくとも8回、合計1000万円相当の仮想通貨を送金しました。
その後、男性はサイトから仮想通貨を出金しようとしたところ、引き出せなかったことから不審に思い、自身でインターネットを使いその取引サイトについて調べ、「詐欺サイト」であるとの投稿を見つけました。だまし取られたことに気づいた男性は4月9日に警察に通報し、事件が発覚しました。
警察は、会ったことのないネット上の人物からの儲け話は信用しないように、注意を呼び掛けています。また、詐欺に関する相談が行える警察相談専用電話「#9110」を活用してほしいとしています。