【還付金詐欺】手稲区役所の職員を名乗った男から「医療費の還付金の受け取りが3月末までだ」と電話…60代の女性が約197万円をだまし取られる<北海道札幌市>
3月29日、北海道札幌市の60代の女性が、還付金詐欺で現金約197万円をだまし取られました。
警察によりますと、3月29日、札幌市手稲区に住む60代女性の自宅の固定電話に、手稲区役所の職員を名乗る男から「医療費の還付金の受け取りが3月末までである」と、電話がありました。
女性は自宅近くの銀行ATMに行くように指示され、ATMについて携帯電話で再び男に電話し、相手から指示された通りにATMを操作。他人名義の口座に1回目は98万5726円を振り込み、2回目も同じ金額を振り込み、合わせて約197万円を振り込みました。
その後、女性宅を訪れた娘家族に「きょう還付金の手続きをした」と話をした所、娘が怪しいのではと警察に通報し、被害が発覚しました。
女性は夫と2人暮らしでしたが、電話があった時は自宅に1人でいて、娘に話をするまでは詐欺という事に全く気付いていなかったという事です。
警察は、ATMを操作して還付金が受け取れるという話は、詐欺だとして、注意を呼びかけています。
また、詐欺の電話がきたり、詐欺かどうか相談したい場合は、警察相談専用電話「#9110」に電話をしてほしいと呼びかけています。