雪崩に巻き込まれた際に使う装備「常に携行していない」1割以上…北海道内の"バックカントリー"実態調査―2025年の遭難者72人のうち“約9割外国人” 北海道運輸局の検証事業報告会
スキー場などの管理外を滑る、いわゆるバックカントリーによる遭難が相次ぐ中、その実態を調査した結果が3月19日、関係者に報告されました。
北海道運輸局が開いた「バックカントリースキーヤーの安全確保に向けた検証事業報告会」。
バックカントリーを楽しむ外国人などにオンラインで調査したほか、雪山などでも聞き取りを行い、北海道の実態が報告されました。
491人が回答したオンライン調査では、雪崩に巻き込まれた際に使う装備を「常に携行していない」人が1割以上に上りました。
北海道では2025年、バックカントリーで72人が遭難していて、その約9割が外国人でした。
北海道運輸局は、引き続き関係機関と協力して、安全確保に取り組んでいきたいとしています。