【最新】「下り線の列車が通過した時の風圧で上り線に置いてあった『軌道自動自転車』が押された可能性」JR室蘭線で特急列車と軌道自動自転車が接触…約1100人に影響<北海道>
■特急北斗6号は66分の遅れ…ほかの特急列車にも最大86分の遅れ発生
JR北海道は、2025年3月6日午前11時ごろ、JR室蘭線の小幌駅と静狩駅間で、札幌発函館行きの特急北斗6号が軌道自動自転車と接触する事故があったと発表しました。
【写真】なぜぶつかった?車両には生々しい接触痕が…
この事故により、特急北斗6号は66分の遅れが生じ、他の特急列車にも最大86分の遅れが発生しました。
約1,100人の乗客に影響が出ましたが、乗客や乗務員にケガはありませんでした。
JR北海道によりますと、乗務員が異音を感知し、直ちに列車を停止させて車両点検を行ったということです。
点検の結果、走行に支障がないことを確認した後、運転を再開しています。
JR北海道は3月6日に会見を開きました。以下は会見で明らかにしたことです。
■下り線の列車が通過した時の風圧で上り線に置いてあった軌道自動自転車が押された可能性がある
・つららを落とす作業で軌道自動自転車を使っていた
・直近で使い終わったのは3月4日の朝
・当該車両は切り替え状態で手押し状態になっていた
Q・手押し状態になると動くのか?
「風でも動く可能性がある」
Q・慣例で決まっていることは?
「ギアを入れた状態で留置をすることになっている」
「車輪止めを置くことになっている」
・連絡坑の扉が通常は締まっているが開いていた
・下り線の列車が通過した時の風圧で上り線に置いてあった軌道自動自転車が押された可能性がある
・連絡坑には軌道自動自転車が3台あった、そのうちの1台が出て行ってしまった
JR北海道は「必ず扉を閉める」など対策を徹底するとしています。