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【旭川女子高校生殺人】「内田被告と同程度の刑事責任」検察が“懲役25年を求刑”…小西優花被告「社会復帰に向け前向きに勉強している」涙の最終陳述―被害者遺族“極刑”を訴え判決3月7日

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裁判が続く旭川女子高校生殺人

裁判が続く旭川女子高校生殺人

 「被告人を懲役25年に処するのが相当である」(男性検事)


 旭川市で女子高校生を橋から転落させ殺害した罪などに問われている小西優花被告(20)に懲役25年の求刑です。

懲役25年の求刑

懲役25年の求刑

 起訴状などによりますと、小西被告は2024年4月、内田梨瑚被告と共謀し、女子高校生を車に監禁したのち、旭川市の神居古潭の吊り橋から川に転落させ殺害した罪などに問われています。


 これまでの裁判で、小西被告は起訴内容を認めています。

 さらに3月4日の裁判で、小西被告は殺意も認めました。

 「橋の欄干に座った危ない状態で『落ちろ』『死ねや』と何度も言ったので、殺意はあったと思います」(小西被告)

女子高校生を川に転落させ殺害した罪

女子高校生を川に転落させ殺害した罪

 3月5日の裁判では、検察側が被害者の両親の意見陳述を読み上げました。


 被害者の両親は「どんな重い刑罰でも釣り合わない。極刑を望む」と訴えた一方で、「本人を罰する前に、大人の責任にも目を向けるべきだ」と、小西被告の周辺環境についても思いを述べていました。

被害者両親「極刑を望む」

被害者両親「極刑を望む」

 検察側は「小西被告が主体的に犯行にかかわり、共犯の内田被告と同程度の刑事責任がある」と主張し、懲役25年を求刑しました。


 一方、弁護側は「内田被告は2歳年上で有名な怖い人で逆らえなかった。小西被告は起訴のあと小学4年生の内容から勉強を始めた。反省し、自分ができること、しなければならないことを考えることができるようになった。再犯の可能性はない」として、情状酌量を求めました。

弁護側は情状酌量求める

弁護側は情状酌量求める

 最終陳述で、小西被告は…


 「遺族の話を聞いてまだ反省が足りないと思いました。私のしたことは私の責任で自分の罪は誰のせいでもありません。私に下された刑に従います。どんな結果でも判決であろうと覚悟はできています。本当にすみませんでした」(小西被告)

 裁判は5日結審し、判決は7日言い渡されます。


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