【3月なのに-20℃!記録的な冷え込み】強い寒気しばらく居座る…春はいつ?札幌はまだ雪かき?【菅井さんの天気予報 4日(火)】
(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時30分現在
◆流氷
オホーツク海の流氷は根室海峡を南下し、
きょう4日(火)根室市で、流氷初日を観測しました。
平年より21日遅く、統計開始以来4番目の遅さです。
流氷はプランクトンを成長させ、豊かな海の証でもあります。
根室も流氷が来ると寒さが厳しく、きょうは最高気温でも-2.3℃でした。
◆きょう4日(火)の気温
けさは道東の内陸部で冷え込みが強まり、
大空町女満別空港は-20℃以下まで下がりましたが、
3月としては記録的となりました。
日中も、冷たい空気が残り、広範囲で真冬日で、札幌の最高気温は-0.1℃でした。
◆予想降雪量
オホーツク海側の多い所でも3センチ以下で、
今夜~あす朝にかけて、雪は一休みです。
ただ、放射冷却で冷え込みが厳しく、
幌加内町や旭川市江丹別では-20℃まで気温が下がりそうです。
◆あす5日(水)の天気
低気圧が北上し、天気が下り坂です。
道南は、午前中から湿り雪や雨が降り、午後は札幌も含めて広範囲で雪となりそうです。
夜は、活発な雪雲がかかり、
渡島地方は、あさって6日(木)にかけての降雪量は最大40センチです。
新千歳空港も雪が積もりますので、交通機関の乱れにご注意下さい。
◆あす5日(水)の気温
最低気温は道北やオホーツク海側で-10℃以下です。
日中は、前日より2℃前後高くなりますが、それでも平年を下回り、
最高気温は札幌で2℃、旭川で1℃です。
◆札幌の雪かきは…
平年だと札幌中央区はひと冬に15回ほど10センチ以上の降雪があり、
今年は、すでに13回観測しています。
残り2回、雪かきをすると春が来ると思いますが、
そのうちの1回は、7日(金)かもしれません。
冬の終わりは見えてきましたね。体調も整えて春を迎えましょう。
◆札幌の10日間予報 5日(水)~14日(金)
今週後半にかけても寒さが続き、
7日(金)は、雪かきが必要なくらいの新雪となりそうです。
9日(日)以降は、いったん、寒気が抜けて、春が動き出すでしょう。
11日(火)は晴れてプラス11℃まで上がり、雪解けも進みそうです。
ただ、来週後半は、再び上空に強い寒気が流れ込み、
予報が変わる可能性もありますので、最新の情報をチェックして下さい。