【カーリング】吉村紗也香 小笠原歩さんがコーチ席に座るのは「エモい！」 “大会が近づくにつれ気持ちのワクワク度が増す”…3月15日開幕・世界選手権に向けて練習を公開
カーリングの世界選手権に出場する女子日本代表が3月1日、北海道札幌市のどうぎんカーリングスタジアムで公開練習を行いました。
2月の日本選手権で優勝を飾った“フォルティウス”が女子日本代表として3月15日から韓国・議政府で開催される世界選手権に出場します。この大会はミラノ・コルティナ五輪出場枠に関わるポイントを獲得する戦いとなります。
出場枠は10カ国。2024年、2025年の世界選手権のポイント上位7カ国（開催国イタリアを除く）に与えられます。2024年世界選手権で日本は、SC軽井沢クラブが出場し11位。3ポイントと厳しい状況です。ミラノ・コルティナ五輪に出場するためには今大会で上位進出したいところです。
その女子日本代表に頼もしい存在がー。五輪出場3度“フォルティウス”のコーチの船山弓枝さんと、かつてのチームメートで同じく五輪出場3度の小笠原歩さんがコーチ席に座ることに…。吉村紗也香選手はこのことを問われると思わず「エモい！」と頼もし過ぎる存在に表情を緩めていました。
◆吉村紗也香選手（フォース）
「世界選手権が近づくにつれてどんどん気持ちが高まっています。チームとしてもすごく良い準備をしてこれている。まだ2週間くらい世界選手権まで時間がありますので最後まで最高の準備をして大会に臨みたい。大会が近づくにつれ、気持ちのワクワク度が増すと思う。そういった気持ちもしっかりと受け入れながら大会に臨めたら」
Q.日本選手権で優勝、様々な支えがあったと聞いたー
「ファンクラブに入ってくれた方がたくさんいて、自分たちは周囲の方々に支えられて今こうやって競技ができている。周りの支えがあって、今、自分たちが世界一に向かって活動できている。そのことを噛みしめながらしっかりと成績を残していきたい」
◆小野寺佳歩選手（サード）
「個人的に4年ぶりの世界選手権。このメンバーで世界選手権に出られるということは本当に幸せ。出るからには優勝を目指して頑張っていきたい。日本選手権のようなプレーを続けるこができれば良い試合ができると思っている。良い準備をして臨みたい。目の前のことに集中していけば五輪へ必ずたどり着けると思う。1つ1つ目の前のことに集中して取り組んでいきたい」
◆小谷優奈選手（セカンド）
「それぞれが大会に向けて準備をしてきています。これからまだ時間があるので大会に向けてそれぞれできることを一つずつ着実にこなしていきながら、大会で良い成績を残せるようにしたい。目標は優勝。自分たちが立てた目標にコミットできるように頑張っていきたい。（日本選手権の優勝で）スタートラインにやっと立てたので、その先の道を作るのは自分たち。道をしっかり作り上げて五輪、そして、金メダルに向かって歩みを一歩一歩ずつ確実に進めていきたい」
◆近江谷杏菜選手（リード）
「私たちは世界で一番になるという目標をずっと掲げて今季も取り組んできた。これまで積み上げてきたものが世界の中でどの程度通用するかも含めてワクワクした気持ちで戦っていきたい。4年前の挑戦もその時の自分たちにとってはベストな状態だった。ただ今はさらにチームとしても、個人的にも、4年前よりも成長できている。今の実力を持って戦っていけば勝てると信じている」
◆小林未奈選手（フィフス）
「私、個人としては世界選手権に出場するのが初めて。ワクワクと高揚感が段々と高まってきています。チームとしては日本を代表して、世界選手権に出場するので日本代表だと責任感を持ちながら、目標に向かって自分たちができることを1つ1つ頑張っていきたい。何をやるにしても、今季、私たちが取り組んできたことは“ゴールを常に見失わないこと”です。常に五輪の頂点を見ながら、そこに向かって何が必要かというのを1つ1つやってきている。続けていけば私たちが勝てる自信はある。引き続き頑張っていきたい」
Q.日本代表ユニホームが今回鮮やかですが感想をー
小野寺佳歩選手「本当に素敵で、みんな鮮やか。きょう初めて、みんなで揃って着た日で見るのが初めてだった。意外に似合っていますか？（笑）すごく着心地も良くて見た目も華やかなユニホームなので、このユニホームを着てしっかりと良いプレーをしたい。身の引き締まる思いです」
◇世界女子カーリング選手権大会2025
日程：3/15（土）～23（日）
場所：韓国・議政府
五輪枠：2024、2025年の世界選手権のポイント合算で出場枠10のうち開催国枠イタリアを除く7枠を争う（2024年、日本は11位で3ポイント）
◇女子日本代表決定戦
日程：9/10日（水）～14（日）
場所：北海道稚内市みどりスポーツパーク
出場チーム：SC軽井沢クラブ、フォルティウス、ロコ・ソラーレ
