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【ファイターズ】「僕も変わろう」清宮幸太郎、新庄監督と歩んだ3年間―変化を受け入れつかんだ"成長と覚醒の兆し"

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◎新庄監督との出会い「僕も変わろう」 変化を求め、受け入れて飛躍した3年間

2021年秋季キャンプ 新庄監督に脇腹をつままれる清宮選手

2021年秋季キャンプ 新庄監督に脇腹をつままれる清宮選手

 プロ4年目となる2021年、清宮選手は一軍出場がありませんでした。


 そのオフ、監督に就任したのがBIGBOSSこと、新庄剛志監督でした。

 「栗山英樹監督からボスになって、稲葉篤紀さん(2022年GM就任)が来て、『チームがガラッと変わろうとしているな』と思いました。『僕も変わろう』と、今までの結果が僕だから大きくやり方を変えてみようと」

 周囲の変化に触発された清宮選手は、秋季キャンプで新庄監督と初対面。

 「ちょっと、デブじゃね?」と脇腹をつままれ、減量を勧められました。

 「(新庄監督に)言われる前から痩せてみようかなと思っていて、何か“ポンッ”と背中を押された感じですかね」

 本人も考えていた減量を決意。

 秋季キャンプで105kgほどあった体重を約10kg減らし、2022年の春季キャンプイン。現在も95kg前後をキープしています。

 「痩せてキレが出てきたのもそうだけど、動きの精度が高まって感覚が鋭くなった感じがします」

 新庄監督から言われたのは減量だけではありませんでした。

 「打ち方がオープンスタンスで右足のカカトを上げていたけど、ボスに『スクウェアにベタ足で打ってみろ』と、軸足の体重の乗り方が変わりました。あとは見え方。最初はすごい気持ち悪かったけど、見え方が良くなって。軸足に乗りやすくなりました」

 そして、新庄監督1年目の2022年に129試合に出場し、広い札幌ドームを本拠地に18本塁打を記録。オールスターにも初出場しました。

 新庄監督3年目となった2024年は、ケガの影響もあって出遅れたものの、初の打率3割を記録。7月以降だけで15本塁打を放つ活躍を見せました。

 「(新庄監督は)いろいろなことを言わずに、ワンポイント。いろいろなことを考えると動けなくなる。ワンポイントで全てが変わることがあると思います」

 新庄監督就任以降、変化を求め、それを受け入れ、確実に覚醒への道を歩み続けています。

 「今年はホームラン30本を打ちたい思いはあります。そのためにも全試合出るのが大事だと思います」

 2025年に求められるのはフルシーズンでの活躍。清宮選手もそれは理解しています。

 「優勝したいですね。去年2位になって、より強く思いました」

 目標は優勝。その時、覚醒した清宮選手の姿があるはずです。