【コンサドーレ】山瀬功治が引退 “山瀬功治というサッカー選手は妻と2人で作り上げたと言っても過言ではない。唯一無二のパートナーで戦ってきた彼女に「現役お疲れ様でした」と伝えたい”
120%全力でやり尽くしたと胸を張って言えます
サッカーJ2のレノファ山口は2月27日、元サッカー日本代表で、北海道札幌市の北海高校出身、コンサドーレ札幌で活躍した山瀬功治選手(43)が現役を引退すると発表しました。
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山瀬選手は北海道出身の43歳。北海高校からコンサドーレ札幌(現・北海道コンサドーレ札幌)に入団しました。その後、浦和レッズ、横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、京都サンガF.C.、アビスパ福岡、愛媛FC、レノファ山口と渡り歩き、ピッチに立ち続けてきました。
27日、引退を発表した山瀬選手はレノファ山口のホームページを通じコメントしました。
「私、山瀬功治は、この度現役を引退する決断を致しました。まず初めに、これまで応援し支えてくださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。プロサッカー選手として過ごした25年間は、本当にあっという間でした。とはいえ、引退を決断し改めて現役生活を振り返ると、語り尽くせないほど多くの出来事があり、今は25年という月日の流れを噛み締めているところです」
「30代後半を迎えてからは、常に引退を意識しながらプレーしてきたので、今回の決断にはある程度の覚悟を持っていたつもりでしたが、いざその時を迎えると、やはり寂しさを感じずにはいられませんでした。ただ、事前に報告させていただいた関係者の方の多くが、引退を惜しむ以上に「本当によく頑張ったね」「やり切ったね」と口々におっしゃってくださり、自分のサッカー人生は、まさにその一言に尽きるのだと実感しています」
「現役生活を過ごすにあたり、妻とは常々「お互い、明日死んだとしても後悔のない生き方をしよう」と話してきました。だからこそ、日々のサッカーに対して120%全力でやり尽くしたと胸を張って言えますし、皆さんからの言葉が目指す生き方と重なっていたことに、嬉しさを感じています」
「また、四半世紀も現役を続けられたのは、多くの方々の支えやサポートがあったおかげです。選手である以上、常に向上心を持ち、最大限努力し続けるのは当然ですが、どれだけ頑張っても個人でやれることには限界があります。スキルアップ、体のケア、チーム探しなど、数えきれないほどの人たちが力を貸してくださり、もしこの人がいなければもっと早くに現役を終えていたと断言できる人も少なくありません」