暗号資産計1億9400万円相当の被害―北海道内特殊詐欺事件として過去最悪 きっかけは60代の夫婦の家に「ダイヤル番号を押さなければ取り返しがつかなくなる」との電話 北海道札幌市
札幌市の60代の夫婦が、暗号資産およそ2億円をだましとられる詐欺被害にあいました。
2024年11月、札幌市南区の60代の夫婦の家に「ダイヤル番号を押さなければ取り返しがつかなくなる」と、男から電話がありました。
その後、警察官や検事を名乗る男などから「犯罪の疑いがかかっている。資金調査をする必要がある」とメッセージアプリなどで告げられました。
嘘の話を信じた夫婦は、21回にわたり指定された暗号資産のアドレスに計1億9400万円相当を送金。その後連絡がとれなくなったことを不審に思った妻が2025年2月23日警察に相談し、被害が発覚しました。
北海道内の特殊詐欺事件としては過去最悪の被害額です。