【還付金詐欺】インチキ区役所職員から電話「還付金がありますよ」信じた80代男性が100万円、70代女性が200万円だまし取られる…警察が注意を呼びかけ 札幌市手稲区
■区役所職員名乗る男から80代男性に電話
札幌市手稲区で、2月5日、区役所職員を名乗る男などからキャッシュカードをだましとられる特殊詐欺事件が相次ぎました。
2月5日、区役所職員を名のる男から80代の男性に「医療費の還付金がある。振込口座を教えてください」などと電話がありました。
話を信じた男性は男にキャッシュカードの暗証番号などを伝えると、「エラーが出ました。キャッシュカードを新しくするから預かります。これから銀行職員が行きます」などと言われ、10分後に自宅を訪れた銀行職員を名のる男にキャッシュカード1枚を手渡してしまいました。
その後、不審に思い、金融機関に連絡したところ、既に口座から現金100万円が引き出されていました。
■区役所職員名乗る男から70代女性に電話
また5日、70代女性のもとにも区役所職員を名のる男から「保険料の還付金があります。口座番号と暗証番号を教えてください。」と電話がありました。
話を信じた女性はキャッシュカードの暗証番号などを伝えると、「エラーが出ました。カードを取り替える必要があります。キャッシュカードを預かりますから取りに行きます。」などと言われ、しはらくして自宅を訪れた銀行職員を名のる男にキャッシュカード2枚を手渡していしまいました。
その後、不審に思い、金融機関に連絡したところ、現金200万円が引き出されていました。
警察は、2件の事件は同一人物による犯行の可能性が高いとみて捜査するとともに「区役所や金融機関職員などを装ってキャッシュカードを取りに行くという電話や還付金があるという電話は特殊詐欺です」などと注意を呼び掛けています。