【湯船につかる】週5以上は58%―専門家「入浴剤を入れないで入浴しないでほしい」“良質な睡眠につながる”5つのタイプの特徴解説『2月6日はお風呂の日』
そもそも入浴剤のタイプ大きく分けて、5つに分類できます。
「無機塩類系」…よくみかける「湯めぐりシリーズ」など粉末タイプのものが多く使いたいシーンとしては、冷えが気になる時に。
「炭酸ガス系」…ブクブク泡が出る錠剤タイプが多く、疲れを取りたいという時に。
「薬用植物系」…生薬のきざみなどが入っていたりするタイプで、肩こりや腰痛肌荒れが気になる時に。
「スキンケア系」…液体のものが多、肌の乾燥が気になるという時に。
「クール系」…冬というより夏などさっぱりしたい時に。
ここまで入浴剤のこと詳しくお伝えしてきましたが、専門家が提唱する「入浴剤を入れないで入浴しないでほしい」というその理由をまだ言っておりません。
その理由がこちら!
『良質な睡眠に繋がる』とういことなんです。
お風呂に入って皆さん終わりじゃないんです。
そのあとの睡眠にもかかわってくると専門家はおっしゃっています。
入浴剤を入れることでどう睡眠に影響するのか、詳しくお聞きしました。
「深い眠りを得るためにお風呂があるといっても過言ではないくらい。眠りにいいということがわかっている」(小林さん)
今回お話を伺ったのは小林麻利子さん。
国家資格の公認心理師や睡眠改善インストラクターなどの資格をもち、科学的根拠のある最新の研究をもとに不眠対策や正しい入浴法を指導する『眠りとお風呂のプロフェッショナル』です。
「入浴剤をいれることで温熱作用が高くなるので、眠りの質の向上に期待ができる。まずは40度のお湯に15分つかかることを1つ目安に」(小林さん)
40度のお風呂に15分つかることで、内臓や脳の温度、つまり深部体温が0.5度以上高くなることが研究で分かっています。
入浴で一時的に深部体温を上昇させると、その後、急激に下がっていきます。
深部体温が低下する角度が大きくなるほど、深い眠りにつくまでの到達時間が早くなり、より良質な睡眠がとれるといいます。
「15分つかるのは長いと思うじゃないですか?入浴剤を入れることでその時間を短縮することにも繋がる」(小林さん)
例えば炭酸ガス系の入浴剤をいれることで、15分の入浴を10分に短縮することができるといいます。
「体温をしっかり上昇させる、そして眠りの質を高くする上で必要なものという風に認識していただけたらいいと思う」(小林さん)
Qお風呂に入るタイミングは?
「深部体温が0.5度以上上がってしまうと平熱まで下がるのに、時間がかかる就寝直前にお風呂から上がってしまうと熱くてなかなか眠れないという状況になってしまう。しっかりとつかる場合は就寝から1時間前にお風呂からあがったほうが良い」(小林さん)