記録的な“気温上昇&小雪”にも負けずたどり着いた開幕日…さっぽろ雪まつり雪像製作の舞台裏で繰り広げられた奮闘記_『技術と情熱』の「職人魂」 北海道
キャラクターが手に持っている「焼きそばパン」の麺の部分。濡れたガーゼで雪をのり巻きのように筒状にする作戦を試みるも…。
「あ~、これ、さっきより全然ダメっすわ」(玉手さん)
完成まであと1日。試行錯誤が続きます。
迎えた雪まつり当日。大通10丁目会場を訪れると、「モンスターハンター」の大雪像を見る客で賑わっていました。
「この天候のわりには、いい出来で作れたんじゃないかと。完成したものを見ると、いろいろな苦労もあったけど、なんとか仕上がってよかったなという思いはある」(吉川智成 制作隊長)
一方、招き猫の姿をした妖怪の市民雪像は…? パンの上に、見事に再現された縮れた焼きそばの麺が!
「素手で棒状に固めていく作業をずっと続けました。手がかじかんで、大変な思いをしました。ターボババァというキャラクターだけでなく、台座の方まできれいに仕上がったので、お客さんには見ていただきたい」(玉手さん)
記録的な気象条件に直面しながらも、なんとかたどり着いた開幕日。祭りの舞台裏には、制作隊の努力と工夫がありました。