テレビ番組でおなじみの動物園「ノースサファリサッポロ」が閉園の危機か―札幌市が都市計画法に基づく“除却命令”を検討へ…事実上の”閉園命令”となる見通し…無許可で開設20年 北海道札幌市

ノースサファリサッポロの園内（2021年）

　札幌市が札幌市南区の動物園「ノースサファリサッポロ」の運営会社に対し、都市計画法に基づく除却命令を検討していることが分かりました。

　関係者によりますと「ノースサファリサッポロ」の運営会社のサクセス観光は、宅地や商業施設の開発が制限される「市街化調整区域」に動物園を無許可で開設したとして、市が都市計画法に基づく施設の除却命令を出す見通しだということです。

　市は2004年10月、無許可で建設工事が行われていることなどを確認し、サクセス観光に許可を得るように行政指導してきましたが、運営会社側は再三の指導に応じなかったといいます。

ノースサファリサッポロの園内（2021年）

　ノースサファリサッポロはUHBの取材に対し、「うちとしては市からも会社からも何も聞いていない。なので何もお答えできない状態」と回答しました。

　また、園のホームページは現在、閲覧することができなくなっていますが、ノースサファリサッポロの担当者によると、2月1日現在、園は営業しているということです。