【北海道の天気 21日(火)】“夕日に輝く氷の宝石” 最低気温-15℃がチャンス!釧路市大楽毛海岸の自然芸術 あす朝の最低気温は?
(菅井貴子気象予報士が解説 午後6時40分現在
◆氷の宝石
釧路市大楽毛海岸では透明度の高い氷が岸に寄せています。
ゴロゴロと塊が転がっていて、まるで氷の宝石です。
先週の冷え込みが厳しい日に
阿寒川の氷が海岸に流れ着き、一部は、海に流れ、
波にもまれながら磨かれキラキラに輝いているようです。
豊頃町のジュエリーアイスが有名ですが、
釧路でも観光資源になるといいですね。
釧路市の内陸部でー15℃前後まで気温が下がると期待ができそうです。
あすからあさっては、放射冷却で、冷え込みが厳しくなりますので、
見ることができるかもしれませんね。
◆予想降雪量(~あす22日朝)
渡島西部、桧山南部で最大10センチ、
そのほかの道南で最大5センチです。
日本海側は、ほとんど降らず、晴れそうです。
なお、帯広の積雪は0センチですが、1月下旬としては51年ぶりのことです。
秋まき小麦の畑や、長芋などの根菜類の畑は、
雪の布団がかけられず、寒さにさらされていて、
農業への影響が心配されています。
◆あす22日(水)の天気
渡島、桧山、後志地方は、湿り雪や雨が降り、
降雪量は最大10センチです。
積雪が増えることはありませんが、路面状況は悪くなるでしょう。
そのほかは、晴れるでしょう。
◆あす22日(水)の気温
朝は冷え込みが厳しく、
幌加内町や陸別町はー20℃以下です。
日中は寒さが緩み、南西部や太平洋側はプラスです。
札幌の最高気温は3℃で、3月上旬並みです。
◆札幌の10日間予報 22日(水)~31日(金)
1月末にかけて、雪が少ない状態が続きそうです。
24日(金)と28日(火)は、雪マークですが、
低気圧や気圧の谷に伴う湿り雪で、積雪が増えることはないでしょう。
例年だと1年で最も寒さが厳しい時期ですが、
最高気温が3℃前後の日が多く、3月並みの気温が続く見込みです。
◆全道の週間予報 22日(水)~28日(火)
冬型の気圧配置は緩み、北海道付近に周期的に低気圧が通過しそうです。
道南では、湿り雪や雨の降る日が多いでしょう。
十勝地方など太平洋側は、24日(金)や28日(火)は、うっすらと新雪となりそうです。