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〈年始早々…北海道で詐欺被害相次ぐ〉札幌市で現金約280万円 恵庭市で現金約100万円 江別市でキャッシュカード2枚―だまし取られる 被害者は“70代以上”の高齢者 不審な電話が来たら警察に相談を

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詐欺被害防止のため警察相談専用電話「#9110」への相談を呼び掛ける北海道警

詐欺被害防止のため警察相談専用電話「#9110」への相談を呼び掛ける北海道警

 北海道で1月7日から9日にかけて、現金などがだまし取られる詐欺事件が相次いで発生しています。

 1月7日、80代女性が住む札幌市厚別区の住宅に区役所保険課の職員を名乗る男から「保険料の還付金があります」と電話がありました。

 さらに、金融機関の職員を名乗る男から「確認のため口座の残高を教えてください」「キャッシュカードの確認のため、暗証番号を教えてください」「チップが代わっているので新しいキャッシュカードにする必要があります」などと電話があり、話を信じた女性は同日に自宅を訪れた20代半ばぐらいの男にキャッシュカード1枚を手渡しました。

 翌8日に新しいキャッシュカードが来ないことを不審に思い、金融機関に電話したところ、口座の残金がほとんど残っていないことが分かりました。

 女性の口座からは数回にわたって現金計約280万円が引き出されていました。

 また、8日には70代女性が住む恵庭市の住宅に、市役所職員を名乗る男から「保険料の過払い金があり、料金を還付することが出来る」「振り込み先の口座を教えてください」「あとで、金融機関の職員から連絡がきます」などと電話がありました。

 さらに、金融機関職員を名乗る男から「キャッシュカードの暗証番号などを教えてほしい」「あとで職員がカードを取りに行きます」などと電話があり、話を信用した女性は同日に住宅を訪れた男に銀行口座のキャッシュカード2枚をだまし取られました。その後、口座から現金約100万円が引き出されていました。

 さらに、9日にも90代女性が住む江別市の住宅に市役所職員を名乗る男から「保険料の過払いがあります。還付金を振り込むためにはキャッシュカードを交換する必要があります」と電話がありました。話を信用した女性は同日自宅を訪れた銀行員を名乗る男に銀行のキャッシュカード2枚を手渡しました。女性が帰宅した家族に話したところ、詐欺だと気づき、警察に通報。事件が発覚しました。被害の総額などはまだわかっていません。

 警察は詐欺電話がきたら、警察相談専用電話「#9110」に相談してほしいと呼び掛けています。