“第2のニセコ”北海道富良野市でバックカントリーの山岳遭難『1日に2件』―いずれもスノーボーダー…「会社員の男性」や「ガイドの男女2人組」を救助
「第2のニセコ」とも呼ばれ、スキーリゾートとしても人気が上昇している北海道富良野市で12月29日、スノーボーダーによるバックカントリーの山岳遭難が2件起きました。
遭難があったのはいずれも富良野市北の峰町。ゲレンデの外ですが、滑走禁止エリアではありません。
29日午後2時30分ごろ、愛知県大府市に住む会社員の男性(48)が自力下山できないと110番通報。男性は約1時間30分後にスキーパロール隊が救助しました。けがはありませんでした。
午後4時ごろに、富良野市に住むスノーボードガイドの男女2人が遭難したと2人の知人から警察に通報がありました。北海道警の山岳救助隊が出動し、約5時間後に救助しました。2人もけがはありません。
警察によりますと、2人はニュージーランド籍の男性(49)と日本人の女性(45)。2人は富良野市在住ですが、今年移住してきたということです。
バックカントリーは道迷いのほか、雪崩との遭遇、立木への衝突など、冬山登山と同様の危険がともないます。警察は十分に注意するように呼びかけています。