【管理職必見】Z世代の力を引き出す“新庄監督の人心掌握術”<SNSでべたぼめ&DMで細かくアドバイス>専門家が分析「『いいね』押されて子が喜ぶポイント熟知」―ファイターズ躍進の理由
そして2つ目は…
「SNSのやりとりかな。大きなポイントだと思います」(新庄監督)
新庄監督自身、2024年シーズンのポイントだったと振り返ったのが、DM=ダイレクトメッセージでのアドバイス。
インスタグラムで選手を褒めるのと同時に、DMでアドバイスを送っていました。
中継ぎで活躍した山本拓実投手には、クライマックスシリーズを前に…
「抑えもあるから準備しておけ」(新庄監督)
大事な場面で起用することを事前通達。
12月、現役ドラフトで移籍してきた吉田賢吾選手には…
「野球だけじゃなく人間性、練習の態度、そういったところまで見ている」(新庄監督)
移籍が決まると、すぐにDMでメッセージ。
このコミュニケーションについて原田教授は…
「(Z世代は)テキストでのメッセージのやりとりに中学生の時から慣れて生きている人たちです。その場で褒められたら、保存はできない。(DMは)自分が落ち込んだ時に見返したり、お守り的な役目も果たします。若い子の研究が感覚的なのか、本当の意味で研究されているのかわからないですが、いずれにせよ、結果的に研究されていると思います」(原田教授)
実際、DMを送られた吉田選手は…
「SNSでやり取りするのがすごく特殊で、ファイターズに入れるという実感が湧いてきました。必ずやってやるぞ、という強い気持ちになりました」(吉田賢吾選手)。
SNSとDMを駆使した新庄監督の人心掌握術。
2025年も新庄監督のもとで、若い選手たちの活躍が楽しみです。