【迫る衆院選】「子育て&農業支援」の課題に"候補予定者"はどう応える?保育料の無償化や所得補償に注文も 『北海道4区』で聞く
立憲民主党 大築議員 一次産業の支援を訴えの柱に
一方、後志の余市町では10月5日…
「きょうは取材が入っているので、放送になったら紹介します」(立憲民主党・大築紅葉議員)
SNS用の動画を撮影しながら、歩いている人と話しやすいからと自転車で地域を回っていたのは、立憲民主党・北海道4区の大築紅葉・衆議院議員です。
訪れたのはリンゴ農園でした。
「今年は好調なんですか?」(立憲民主党 大築紅葉議員)
「一番怖いのは台風です。風で落ちなくても、振られるだけで傷ついちゃう」(農家)
高校まで小樽で過ごし、フジテレビの政治記者を務めた後、2021年の衆院選に出馬し比例代表で初当選した大築議員。
まだまだ新人として精力的に地域を回っています。
この日は、主に果物など地元の特産品が集まる仁木町の祭りに来ました。
一次産業の支援を訴えの柱に掲げていて、自身の政見放送の撮影も行っていました。
「リンゴだけでも7種類。リンゴもね、これから季節です」(大築議員)
とれたての果物を食べながら、農家から課題も聞き取ります。
「サクランボどうでした今年?去年は暑すぎて…」(大築議員)
「今年はサクランボは、いい所と悪い所の差がすごすぎた。いい所は値段が高かった。悪い所は本当に(サクランボが)なくて」(農家)
仁木町で家族で果樹園を営み、農協の青年部部長も務める嶋田有幸さんです。
昨シーズンは天候によりサクランボの収穫量が半減しました。
「僕らの努力ではどうにもできない。(果樹園の)施設に使える補助金とか、子どもがいないと田舎なので廃れる。子ども手当てなどが充実すると(うれしい)」(果樹農家 嶋田有幸さん)
人口減少にもつながる地域の課題に大築議員は…
「生産者の支援は、農家の戸別所得補償という形。所得を安定させると先が見える。若い人も子どもを育てながら、収入が不安定な農家に嫁ごうか悩んでいる人もいる。一定程度の収入を保証することを国として支えていけることがあると思う」(大築議員)
このほか、北海道4区には共産党の佐々木明美氏と、無所属で元静岡市議の斉藤佳代氏が立候補する予定です。