約50年にわたり、北海道内で営業してきた大手スーパー「西友」の全店舗が9月30日までに閉店しました。
「ありがとうという言葉が現場で飛んでいます」(八木隆太郎キャスター)
1973年から約50年にわたる道内での営業を終えた西友。
旭ヶ丘店は午後6時すぎに惜しまれながらシャッターを下ろし、これで札幌市内の全9店舗が閉店しました。
「亡き祖母とかおじとかと来ていたから普通のスーパーが閉まるより悲しかった」(西友の利用者)
「(西友のブランドの)お墨付きのキムチが好きだったので食べられないのが寂しい」(西友の利用者)
西友の札幌市内の全9店舗は、イオン北海道に買収されるため、イオングループに引き継がれます。
西友の各店舗は、スーパーのマックスバリュや総合スーパーのイオン、ディスカウントスーパーのザ・ビッグとなり、10月以降、順次オープンします。
西友だけでなく、大手スーパーのイトーヨーカドーも北海道から撤退します。
イトーヨーカドー屯田店のあとには、関東を中心に展開する食品スーパー「ロピア」の北海道1号店が11月にオープン予定。
西友福住店と近かったイトーヨーカドー福住店もロピアに引き継がれます。
イト―ヨーカドー琴似店も2025年1月5日に閉店し、その後ロピアへ。
またアリオ札幌店は2025年1月13日に閉店し、帯広市のスーパー「ダイイチ」に引き継がれ、2025年3月の出店が予定されています。
札幌市のスーパー勢力図が秋以降、大きく変わることになります。