ファイターズ球団社長”奇跡の生還” くも膜下出血で倒れ14時間の大手術 職場復帰を支えた新庄監督の前向きな言葉 そしてファンから感謝の言葉
ファイターズの勝敗が回復のカギに
家族や球団関係者の献身的なサポートもあり、手術の跡や若干の足のしびれは残るものの、わずか3か月で日常生活が送れるほどに回復しました。
「やっぱりファイターズのことばっかり考えてましたね。ファイターズが勝つと元気になるし、負けるとへこむし。間違いなく影響はあったと思います、ファイターズの活躍は」(小村社長)
新庄監督はエスコンフィールドでの試合の前に何度も病院を訪れ、小村社長に「前向きな言葉」をかけてくれたといいます。
「ここに書いてますけどね。『さあリハビリ楽しみましょう』って。なんでこんなことになったんだろうって、ネガティブに考えますよね。そうじゃなくて『楽しんで前向いてやっていきましょう』って彼は最初から言っていた。『社長、奇跡を起こしますよ』って。『日本一行きますよ。日本シリーズ行きますよ』って。冗談じゃなく、本気でチーム全員が思ってますし、我々も思ってますし。行けるところまで行きたい」(小村社長)
9月25日、エスコンフィールドでの試合に駆け付けた小村社長を待っていたのは、球団関係者だけではありませんでした。
「社長~」
「頑張らないでください。頑張らないでください」(いずれもファン)
「プロ野球の持ってる力ってすごい。僕もファイターズに力をもらったし、そういう人がたくさんいる。みんなと一緒にここでCSを見てもらいたい。チームと一緒に北海道にCSをもってきたい、という思いでやってきた。間に合ったよかった。何とかなりそう」(小村社長)
「奇跡の生還」を果たした小村社長。
ファンの応援、そして新庄監督との絆で「日本一」を目指します。