【帰省スタイルに変化】夫婦が別々に行動「セパレート帰省」増加…"ホテル帰省&送迎付き帰省"も 一方で「家族と過ごす時間」の価値は変わらず
変わらぬ「お盆」の価値
一方で、帰省の意味が見直される中でも、お盆の重要性は依然として残っています。
鈴木准教授は「お盆に帰省することで、自分がどこから来てどこへ向かうのかを体感できる貴重な機会です。多くの人が一一同に帰ることで、自分もその中の一人であるという一体感やまとまりの意識が強まるのです」と、その意義を強調しました。
街頭でインタビューを受けた高齢者たちも、帰省に対する強い思いを語ります。「孫が大きくなると来なくなるのが寂しい」(70代女性)、「料理をたくさん作って待っている」(80代女性)「来ないのは考えられない」(70代女性)と、家族との時間を大切にする姿勢が伺えます。
現代のライフスタイルの変化に伴い、帰省のカタチも多様化していますが、「家族と過ごす時間」の価値は変わらず大切にされているようです。