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【変化する"帰省のカタチ"】「夫の実家には帰省しない」"セパレート帰省"も 新たなスタイルが増加 背景には"帰省ブルー"

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変わる帰省のカタチ

変わる帰省のカタチ

 夏休みが終わりに近づき、多くの人が実家に帰省したのではないでしょうか。しかし、帰省のカタチが変わりつつあります。


 今、家族が一緒に帰省しない「セパレート帰省」や、実家ではなくホテルに宿泊する「ホテル帰省」といった新しいスタイルが増えています。

 札幌市で街頭インタビューを行ったところ、驚くほど多様な帰省スタイルが浮かび上がりました。

「夫の実家には帰省しない」という選択

妻の憂鬱な気持ちを表す言葉「帰省ブルー」

妻の憂鬱な気持ちを表す言葉「帰省ブルー」

 多くの家族が、1年に1回は両家の実家に帰省し、ご先祖様に孫の成長を報告すると答えています。このように、家族全員で両方の実家に帰省するスタイルは依然として根強いようです。


 一方で、「旦那の実家には一度も行ったことがない」「コロナで『会わない方がいい』となってからそのまま」という声も。

  夫の実家に帰省する際、妻の憂鬱な気持ちを表す言葉「帰省ブルー」。

 SNS上でも様々な嫁姑問題があげられており、帰省したくないという声も多いようです。

セパレート帰省とは?

変わる帰省のカタチ

変わる帰省のカタチ

 「セパレート帰省」とは、家族がそれぞれ別々に帰省するスタイル。


 例えば、夫は実家に帰り、妻は自分の時間を過ごすという形です。

 共働きの家庭が増え、家族全員での時間調整が難しくなったことから、セパレート帰省が増加しているようです。

送迎付き帰省やホテル帰省も

送迎付き帰省やホテル帰省も

送迎付き帰省やホテル帰省も

 「行きは旦那が運転し、帰りは親が札幌市に送ってくれる」という送迎付きの帰省や、「実家には泊まらずにホテルに宿泊する」というホテル帰省も増えています。


 実家に泊まると親も気を使うため、あえてホテルを選ぶ人も多いようです。

帰省のカタチが変わってきた理由

帰省のカタチが変わってきた理由

帰省のカタチが変わってきた理由

 神戸学院大学の鈴木洋仁准教授によりますと、「生活スタイルが多様化し、家族が別々に帰省しても心地よい時間を過ごせるようになったことが、帰省の形が変わった主な理由です。また、昭和の価値観に対する嫌気も一因です」と話します。


 現在、セパレート帰省を実践している人は全体の2~3割程度で、今後さらに増えると予想されています。