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79回目の「原爆の日」 会員が86歳超まで高齢化した『北海道被爆者協会』は解散へ…どう語り継ぐ? 朗読劇に取り組む高校生も 平和への祈り捧ぐ

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若い世代の取り組みも…

高校生が朗読劇を披露

高校生が朗読劇を披露

 被爆者の経験を語り継ごうという若い世代の取り組みも始まっています。

 「路傍には遺体が数知れぬほどに放置され、注意しながら歩いても踏みつけそうになる」(札幌南高校定時制1年 田伏恋菜さん)

 「二度と同じ過ちを繰り返さぬために、私たちも語り継ぎます。語り継ぎます」(朗読劇より)

 7月、北海道被爆者協会が開催した「原爆展」。10回目を迎えた今回、初めて高校生が朗読劇を披露しました。札幌南高定時制1年の有志5人が、北海道の被爆者の証言をまとめたのです。

 「原爆だけでなく、戦争そのものがひどい」(札幌南高校定時制1年 阿部元春さん)

 「できるだけ多くの人に知ってほしいので、声がかかれば(朗読劇をしに)行きたい」(札幌南高校定時制1年 深沢璃音さん)

戦後79年「記憶」から「歴史」へ

戦争は「記憶」から「歴史」へ

戦争は「記憶」から「歴史」へ

 戦後79年。昭和から平成、令和と時代は移り、戦争は「記憶」から「歴史」へと変わりつつあります。

 「世の中の動きを見ていると、被爆者は79年前のようなことが起きるのではと心を痛めている。本当に再び、79年前のことを繰り返してはならないと思う」(北海道被爆者協会 北明邦雄 事務局次長)



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