【パワハラで戒告処分】「なんでこんなに遅いんだ!」 ほかの課の後輩職員に対し "10分以上" 皆のまえで厳しく叱責…63歳の北海道職員 「仕事の締め切りまで時間足りないと思い 焦ってしまった」
北海道庁の総務部に勤務する63歳の男性職員が他の課の職員に声を荒げて、繰り返し強い口調で厳しく叱責し、著しい精神的苦痛を与えたとして、戒告の懲戒処分を受けました。
男性職員は6月、道庁の自分の執務室内で、他の部署の後輩職員に対し、「なんでこんなに遅いんだ。聞いていないぞ」などと声を荒げました。
被害を受けた職員とは、ある仕事を通じて連携していて、情報共有が遅かったことから、繰り返し強い口調で叱責したということで、周囲に聞こえるような大声で、10分以上にわたって繰り返し追及しました。
数日後、被害を受けた職員が道庁内の各部署に設置されたハラスメント相談窓口に報告。
道が問題の職員に対し調査したところ、「仕事の締め切りまで時間が足りないと思い、焦ってしまった」と、パワハラ行為を認めました。
パワハラを認めた職員は、「相手を攻撃する意図はなかった」と弁明した上で、「自分の行いはハラスメントで許されない行為だと責任を感じている。相手に謝罪する気持ちしかない。職場にも迷惑をかけた」と話しているということです。