【謎の漂着船】船体に"ハングル"のような文字や数字を確認…北海道の海岸で発見された不審な木造船 「北朝鮮」から来た可能性 船内に遺留物などみあたらず 長期間漂流か 北海道知内町
7月4日、北海道南部の知内町の海岸に不審な木造船が漂着し、海上保安庁などが調べた結果、船体の一部にハングルのような文字が書かれていたことかわかりました。
木造船が漂着したのは知内町小谷石の小谷石漁港付近で、4日午後1時25分ごろ「古い木造船が漂着している」と目撃者から通報がありました。
北海道南部では過去にも北朝鮮のものとみられる木造船の漂着が相次ぎ、遺体がみつかったり、窃盗行為で船員らが逮捕されたりしていました。
このため警察が付近の警戒に当たりましたが、不審人物などは見つかりませんでした。
函館海上保安部によりますと、船体の長さは5メートルで、5日に船を陸揚げして調べたところ、左舷の船首付近にハングルのような文字と数字が書かれているのが見つかりました。
ハングルはっきり判別できないものの、数字は「2」や「3」などが書かれていて、全部で数文字程度、数字のほうが多く書かれていたということです。
また船内に遺体や遺留物などは見当たりませんでした。
海上保安庁では、北朝鮮の木造船の可能性もあるとみていますが、船体が腐敗し左舷側が大きく破損していることから、かなりの期間、漂流していたものとみています。
木造船は焼却処分される予定です。