「トイレに行きたい」と訴えた児童をトイレに行かせず…小学校の53歳男性教師を不適切指導で『減給1か月』の懲戒処分…児童は下着を汚したまま授業受け 帰宅後に保護者が漏らしたことに気づく 北海道教育委員会
小学校の教室で授業中に「トイレに行きたい」と申し出た児童をトイレに行かせず、漏らすのを放置したとして、北広島市の男性教師(53)が減給1か月の懲戒処分を受けました。
2023年3月、北広島市の小学校の教室で、3人以上の児童が授業が始まって間もなく「トイレに行きたい」と男性教師に許可を求めましたが、男性教師は認めませんでした。
その後、複数の児童が再度トイレに行きたいと訴えたため、男性教師はこれを認めました。
一方で、授業開始直後に「トイレに行きたい」と訴えて教師から拒否された児童のうち、1人が声を出せず、そのまま教室で少しだけ漏らしてしまいました。
児童は、下着が汚れたまま放課後まで授業を受けて帰宅。児童の下着の汚れに気づいた保護者が学校に連絡し、事態が明らかになりました。
男性教師は授業開始直後に複数の児童が同時にトイレに行きたいと申し出たことから、「ちょっとおかしいと思った。うそだと思った」と話しています。
北海道教育委員会は「(教師に拒否された後は)トイレに行きたいと言えない子もいる。行きたいと行ったときに行かせるべきだった」とし、不適切な指導だったと判断。
男性教師を減給1か月の懲戒処分にしました。