札幌の中心部で新しい賑わい作りを目指す社会実験 ベンチの増加や芝生に日よけの設置で歩行者が滞在しやすい環境へ 今後は週末にキッチンカーの出店も予定
札幌中心部で新しい賑わい作りを目指そうと社会実験が6月27日から始まりました。
「4丁目交差点パルコの南側の中通りに、休憩しやすい憩いの場が誕生しました」(新崎真倫記者)
札幌の中心部で始まった社会実験は、歩道にベンチを増やし、芝生や日よけを設置して歩行者が滞在しやすい環境づくりを目指します。
「ちょっと疲れて一休みしようかなと思えるようなつくりだったのですごく気になりました」(利用者)
「女性たまたま水飲もうと思ったときにちょうどいいなと思って座っていた、芝生もいいし花があるのもいいなと思った」(利用者)
通称、さっぽろシャワー通りは夜間から午前11時30分まで荷さばきのスペースとなっています。
「大型車両がずらっと停まっている、荷物の出し入れ作業などの脇を歩行者が歩いていく」
道幅は約4メートルと比較的広いですが、歩行者が快適に滞在できる環境とは言えません。
「大通地区は若い人から年配まで利用されているエリア、滞在時間が伸びたらいいなと思うので、休憩できたり色々なことができる場所がこのエリアに重要だと思う」(札幌大通まちづくり 服部彰治さん)
今回の実験では、夜間から早朝の荷さばきの空間と日中の歩行者の空間を使い分け、柔軟な道路の使い方を検証します。
実験は8月末までで、今後週末にはキッチンカーなどが出店する予定です。