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昭和天皇ゆかりの地に"里帰り" 皇太子時代に台湾に植樹した桜を株分けし北海道神宮へ…全国13本目で「親善の証し」に

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植樹された昭和天皇ゆかりの桜「寒緋桜」

植樹された昭和天皇ゆかりの桜「寒緋桜」

 昭和天皇が皇太子時代に台湾に植樹した桜が株分けされ、ゆかりの地の一つ、北海道神宮に植樹されました。


 昭和天皇は今から101年前の大正12年、皇太子として台湾を訪れました。

 日本と台湾の友好を進める「日台友好桜里帰り文化交流会」によりますと、皇太子として昭和天皇が台北に到着した当時、人口17万人の半分を超える10万人の出迎えを受けました。

 この際、昭和天皇は桜の苗木を植樹しました。

 令和を迎えた5年前、日本と台湾の有志が親善を目的に、この桜を日本に里帰りさせることを計画。株分けされた桜が6月25日、昭和天皇が1936(昭和11)年に訪れた、北海道神宮に”里帰り”しました。

 北海道神宮では、東京に常駐する台湾の代表者が台北の陽明山から持ち込まれた桜を植樹しました。

昭和天皇ゆかりの桜「寒緋桜」を植樹する関係者

昭和天皇ゆかりの桜「寒緋桜」を植樹する関係者

 桜の植樹は東京や京都、静岡など全国で行われていて、今回で13本目。北海道では初めてです。


 品種は日本の桜よりも開花時期が早い寒緋桜(かんひざくら)で、2025年3月ごろに開花する予定です。