自衛隊車両と大型バスがトンネル内で"正面衝突" 44歳男性自衛官が死亡 隊員6人とバス運転手の計7人も重軽傷…訓練を終えて帯広駐屯地へ戻る途中 北海道むかわ町
北海道胆振地方のむかわ町にあるトンネルで6月24日午後、自衛隊車両と大型バスが衝突し自衛官1人が死亡、7人がケガをして病院に搬送されています。
事故があったのはむかわ町穂別福山の国道274号線、モトツトンネルです。
24日午後0時40分ごろトンネル内で、自衛隊の車両と大型観光バスが衝突しました。
この事故で自衛官の猪田慎二さん(44)が死亡しました。
このほか自衛隊車両に乗っていた20代~40代の6人と、バスの運転手も重軽傷を負い搬送されましたが、全員意識はあるということです。
バスに乗客はいませんでした。
自衛隊車両は「高機動車」と呼ばれる人員を運ぶための車両で、札幌方面での訓練を終えて、所属する帯広駐屯地に向けて走っていました。
「真正面からの角度でフロントガラスもすごい破損していたので、結構な勢いだったのかなと感じた」(事故車両を目撃した人)
このほか救命にあたっていた自衛官1人も体調不良を訴えて搬送されています。
警察は一方が対向車線にはみ出して正面衝突したとみて当時の状況を詳しく調べています。