大学生が“ヒグマ”に襲われ死亡-大千軒岳で山岳遭難発生を想定に訓練 ドローン活用の手順や無線の電波状態を確認 登山客にクマ被害防止のため注意呼び掛ける看板設置 北海道福島町
2023年、男子大学生がクマに襲われ死亡した北海道南部の福島町の大千軒岳で、警察や消防などが山岳遭難を想定した訓練を行いました。
福島町の大千軒岳で2023年、当時22歳の男子大学生がクマに襲われ死亡しました。
このクマはほかに、登山中の消防隊員のグループにも襲い掛かり、ケガを負わせていました。
こうした人身被害を受け、警察や消防などが行った5月31日の訓練。
山岳遭難が発生した想定で行われ、クマを警戒しながらドローンを活用した捜索の手順や、山から市街地までの無線の電波状態を確認しました。
「全道的にヒグマの出没が増えている。鈴や音の鳴るもの、クマスプレーの携行とか事前の準備をしてほしい」(北海道警松前署 玉川努地域交通課長)