【子どもが投げたBB弾からトラブル】ナイフで"夫婦殺傷" 控訴審の初公判 58歳男が初めて謝罪…検察「本当に申し訳ないと思うなら、謝罪の気持ちを表すことを考えなかったのか」

　2022年、北海道旭川市で夫婦をナイフで刺して死傷させた殺人などの罪に問われていた男の控訴審の初公判が札幌高裁であり即日結審しました。

川口和人被告（58）

　旭川市の川口和人被告（58）は、2022年、自宅にBB弾を投げ込んだ子どもをしかったとして、事実確認のため訪れた夫婦をナイフで刺し夫を殺害したほか、妻を殺害しようとしたとして殺人などの罪に問われています。

　旭川地裁は2023年、懲役25年の実刑判決を言い渡し、被告側は控訴していました。

事件現場

　4月25日に開かれた控訴審の初公判で、川口被告は被害者や遺族に対し「大切な命を奪い、本当に申し訳ございませんでした」と初めて謝罪しました。

　検察側は「本当に申し訳ないと思うなら、謝罪の気持ちを表すことを考えなかったのか」とこれまで関係者に謝罪がなかったことを指摘しました。

　裁判は即日結審し、判決は5月28日に言い渡されます。